コストコの部分肉を使ってバーベキューでも使えるステーキカットを覚えよう!

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コストコには部分肉の塊肉が販売されています。

どのようにカットすればよいか分かりますか?

今回は、コストコの販売されている部分肉をどのようにカットすればステーキができあがるのか。

バーベキュー用食材としても使えるカット方法をお伝えします!

この記事を読むとわかること

  • コストコの牛肉選びで使い勝手のよい部位とは?
  • 無駄なく牛肉をステーキカットする方法とは?
  • ステーキの焼き方を解説!

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目次

部分肉は購入する上で割安!海外で使われるカットを覚えれば簡単にステーキができあがる!

コストコでみかける部分肉は、どのような時に用いるのか?

海外の方が購入されることが多いかと思いますが、どのようにカットすればステーキとして食べられるのか、詳しく解説していきたいと思います。

また、普段売れていない豪快なステーキも可能ですが、厚く切りすぎると硬いので注意が必要です。

また、お肉は柔らかくなる方法など工夫が必要です。

 

海外のシンプルなカッティング方法でステーキづくりの考え方を参考にし、おすすめ部位はランプ(らんいち)になります。

正式名はらんいちという部位ですが、海外や一般的にはランプともいわれます。

ランプはサーロインから続くおしりのあたりの部位。

脂肪が少なく、風味、柔らかさではテンダーロイン(ヒレ)やサーロインに次ぐ上質な部位です。

モモ系のなかでも比較的柔らかく、赤身肉ですので量があっても食べられます。

トリミングに際しては、外側を覆っている脂肪の厚さは、10mm以下の目安としておく事で脂の味わいを逃さず食することができます。

輸入牛肉の利点とは、、、

  • 単価的に国産牛より安く手に入ること。
  • 全体の重量が5kgにも満たないため、総額が安い。
  • 重量があったとしても赤身肉がほとんどのため、和牛より食べやすい。



ランプからつくるステーキ

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ランプ

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表面のスジや脂肪をトリミングしていきます。

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メガネをとります。

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ランジリをカットして形を整えます。

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余分な脂肪を除去します。

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脂肪面の汚れを除去し、8ミリアンダーに整形します。



ファミリーステーキ

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整形後のランプ

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ランジリと平行に厚さ3cmでフルカットすると、2~3人分のステーキになります。

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ランプとイチボの分割

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ファミリーステーキをとった後、ランプとイチボの境目にナイフを入れると割れていきますが、ここでは輸入物は左手でよくランプを引っ張るようにしないと割れてきません。

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筋に沿って分割します。

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1がランプ、2がイチボ




ミニステーキ

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ランプは繊維と平行に3分割します。

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それぞれを厚さ2cm(目安です)でカッティングするとミニステーキがとれます。

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※イチボは太いすじをとってカットするとイチボステーキとなります。

基本的なステーキの焼き方

ステーキをおいしく焼くためには、グリル、つまり赤々と燃える火に直接金網を掛け、その上に肉をのせて焼く方法が一番ですが、フライパンや鉄板で焼く方法をここで紹介いたします。

肉は焼く30分前に冷蔵庫から出して、常温に戻しておきます。(肉芯温度をあげるため)

フライパンや鉄板をよく熱して、牛脂やバターをひきますが、植物性のサラダ油は動物性の肉の脂肪と融点が違うので、食べた時舌触りが悪くなる事があります。

最初は強火で、肉の表面に焦げ目をつけ、肉汁を逃さないようにします。

表面に焦げ目がついたら中火にして(鉄板などは火の弱いところへ)、塩、コショウをふります。約3分ほど(焼き具合をここで調整します)焼きます。

ブランデーがあれば小さじ2分の1を振り入れ、フランぺ(火をつけてアルコール分を燃やす)をして香りをつけます。

好みに応じてステーキソースをかける。大根おろしとしょうゆの和風にしても、さっぱりとしておいしいです。




まとめ

今回は、海外のカッティング方法でのシンプルな方法で紹介しましたが、カレーなどを作る際にはランプを使っても良いかもしれません。

日本のやり方だと非常にきめ細かく繊細な作業になりますので伝えきれませんが、海外でのステーキ作りは誰にでもできるように簡単に手早く効率的にカットしていきます。

お店でこのような部分肉を発見し予算に収まれば買いだと思います。

それは、お店側にとっては、作業の負担が軽減されることで安く購入ができるからですが、海外と日本人の買い方の違いはここででるのではないでしょうか。

海外のステーキでも特に面白いと感じるのは、脂の味を楽しむために豚の脂や牛の脂を巻いてステーキカットをするトルネード・ステーキなどのものがあったりとステーキの種類だけでも非常に豊富です。

また、部位ごとで味わいが変化していきますので、ここも楽しみの一つかもしれません。

肉を食べる習慣や歴史が違うとこのような違いが垣間見る事ができます。

機会があれば海外のステーキ集も紹介していきたいと思いますが、注意することは、ステーキの厚さです。

柔らかいといっても海外の方と日本人では、あごの強さが違いますので硬くて食べられない事がありますので留意しておく必要があります。

また、輸入物の小さいランプであれば10人分くらいの量ですので、参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

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