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牛肉の通販で、おさえておくべき【厳選】3つのポイントとは?

約 8 分
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肉の通販で購入される際にランキングやレビューを見て判断されるかた多いかもしれません。

現在において数多くのネットショップがあり、その形態は様々です。

どれもこれもうまそうに写真が載せられており正直どのように商品を選べばよいのか、悩まれている方もいるのではないでしょうか。

私も実際に通販で輸入品や和牛、国産、銘柄牛と購入することは多々ありますし、実際に販売したこともあります。写真と文字だけで判断するのは非常に難しくレビューでの判断や販売店情報が参考になる程度ですが、しかしながら実際に商品を購入しないとわからない部分があります。

  • 大切なあの人に贈りたいと思い、このお店の贈答品は贈っても大丈夫なのだろうか。
  • 家族と友人とのすごす時間の中で、バーベキューは、大切な思い出としたい。
  • 思ったものとは印象が違い、近所のスーパーで買った方がよかったのではないかと思ってしまったり。
  • ゴルフコンペの景品に使ってみたい、町内会でのイベントに使いたいなどの様々です。

しかし、スーパーや精肉店で販売している牛肉でどれがいい品物なのかわからない状態で、写真や文字だけで判断するというのは非常に難しいと思います。

現在の牛肉の通販は、過去と違い販売されている品物はすばらしいものばかりですが、文字や写真のみの判断だと思いますが、少し視点をかえるだけで、すばらしい商品やお店に出会えます。

また、『高いから大丈夫!』『安いから』という理由で選んでいてはもったいなと思います。是非、参考にしていただければと思います。




肉の通販の購入で重要な要素は、3つあります。

その視点とは、どういうものなのか、基本的な部分を3つに集約して紹介していきたいと思います。ただし、それぞれが100%希望通りとはいえませんが、選び方を少し変えただけで買ってよかった思っていただけるように記載していきます。

牛肉の用途やシーン(場面)を考える

牛肉は、非常に高価なもので、牛肉を食べる際には特別なイベントなど多いと思います。

年々生産農家が減少し、一個あたりの頭数が増えていますが、頭数が減少傾向にあります。その状況の中、牛肉のセリにおいては価格が安定せず、逆に値上がり傾向にあります。また、豚のように一頭から多数を生み出せるわけではありませんし、一頭を育てるのに約30ヶ月かかります。

様々な要因がありますが、牛一頭にたいして手間とコストがかかります。様々の要因はありますが牛は、他の畜産と比べ非常に高価なものとなっています

高価なものであるがゆえに特別なイベントや家族の団欒と様々かと思いますが、ここでおさえておきたい事は食べる時の場面を考えるということです。

例えば、お父さんが家族のためにすき焼きをごちそうしたいや夫婦の結婚記念日に少し贅沢をしたい。又、友人を集めてバーベキューをしたいや地域の交流で景品の選択肢として、はたまた会社のイベントの景品など様々です。

ここでは、シーンにあわせて銘柄牛を選ぶのか、和牛を選択するのか、国産もしくは輸入にするのかです。また、料理にあわせて用途を選ぶことも重要です。

ここで重要なのは、シーンに合わせた牛の品種選びと、料理の種類による畜種選びにあります。

人に贈るものには、恥ずかしくないものもしくは印象に残るものといえば銘柄牛となりますが、予算が足りない場合に和牛の規格が上位のものを選ぶとよいです。次に家族や友人とバーベキューなどするときには、量が必要なので国産か輸入にたより、価格帯を抑えるのもいい選択肢だと思います。

料理については、しゃぶしゃぶをしたいのか、焼肉をしたいのか、すき焼きにしたいのかという選択です。

すぐさま調理して食べたいのであれば焼肉が非常に便利ですし、あったかい調理(鍋物)には牛肉ですが冷しゃぶなど冷やすものには、豚の選択肢が重要になってきます。ステーキですと下準備もありますので、食べるまでに時間を要します。

牛肉を食べたいと決めたら、使う場面をよく考えながら選択をすると良いかと思います。

送る相手に感謝や記念には肉贈のカタログギフトですが、家庭で安くすませたいものでしたらミートマイチクが良いです。

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肉は、冷凍か冷蔵で品質に変化がある

牛肉の冷凍と冷蔵では、品質に違いがでます。

どちらも良いとか悪いなどの選択ではありませんが、品質と取扱いに違いがでますので重要なポイントといえます。

日本の冷蔵技術が発達し、鮮度を保った状態で冷蔵、冷凍は可能になりましたが、業者によっては、機械の新しいものを使っていたり古いものを扱っていたり、又、冷蔵の際に常に温度管理ができているとは言えません。冷凍に関しては、緩慢冷凍なのか、急速冷凍で品質の違いがでます。

今では、HACCPやISOによって自社管理ができている会社が増え、温度管理の重要性において問題ないような状況になってきていますが、肉の管理でもっとも重点におくべきことは、温度です。

牛肉は、和牛や銘柄牛などの商品になると17℃以上(品種による)で溶けてきます。これによって肉のしまりがなくなったり、細菌の増加に繋がります。又、甘味成分を含む水分も流れ出してしまいます(ドリップ)。

冷凍方法では、緩慢か急速によって違いがでてしまいます。処理業者によって、空気凍結法や接触凍結法、二次媒液凍結法、液体窒素による方法など様々ですが、ゆっくり冷やすのか、瞬間的に冷やすのかで肉質は、変化します。

特に解凍方法に問題があると、非常に品質が悪くなりますし、再凍結は非常に品質には良くありません。
解凍における肉質の変化は、以下になります。

  • 解凍による肉質の変化は、品質上昇に伴う微生物の増殖や酵素活性による筋肉を変質
  • ドリップの流失
  • 酸化や乾燥が起こりやすい
  • 水中解凍の場合、水によって微生物の汚染が広がりやすい

では、どのように解凍すべきかというと、急速解凍がもっとも好ましいです。

解凍に要する時間が短縮されるので、微生物の増殖、酸化や乾燥などの品質の変化は、緩慢より抑えられる。

筋肉たんぱく質の変性が著しい温度帯(-2~-3℃)を極めて短時間で通過するので変質しずらいということになります。

私でも時には、解凍せずに(ステーキの場合)そのまま焼くときがあります。

ただ、生肉の場合(冷蔵)は、品質の保持が難しく商品によりますが、品物がきてから3日以内にたべなくてはいけませんが、冷凍の場合1年もつ場合もあります。大切なのは、冷蔵か冷凍の管理によって品質が損なわれるので充分注意したいところです。

最近の通販を見てみますと、冷凍が多く解凍方法の記載をよく読んでおいた方が良いです。




牛肉の包装形態を確かめる

贈答用でなければあまり気にしない部分かもしれませんが、非常に重要な部分です。

肉の品質の変化する原因は、圧力、空気、温度になります。

たまに見かけますが、スライスものだと肉が折り重なっている部分だけ変色をしているのを見かけたことはないでしょうか?

牛肉だけではありませんが、肉は圧力がかかると肉自体に変化を及ぼし肉の色が変化します。例えば、何かに体をぶつけた時に人間でも青紫色になります。肉も同じように変化します。細菌の増殖ではありませんので人体に影響はありませんが、品質の劣化をしています。

箱の中にぎゅうぎゅうにつめられた肉は必ず変色しています。これに対応している精肉店では、スライスものには必ず一枚一枚フィルムにくるんで提供しています。

つぎに空気によって、肉は変化しています。酸化が変色や変質を伴います。きちんと密閉されているのか、正しい温度管理をなされているのか、重要になってきます。真空包装がなされている場合は良いと思います。

包装は、見た目だけではなく包装の形状や形態が重要になってきます。

まとめ

通販において非常に手軽になり、住んでいる地域ではなかなか手に入らないものが多いと思います。

逆にその商品自体が手に取るようなものではなく見極めが難しいものとなっていますが、牛肉を扱うシーンや冷蔵・冷凍なのか、包装状態をみて選定していくと、必然的に良い状態で商品を手にすることができます。

世の中に出回っている牛肉には悪いものなどはないと私は思っていますが、ただ、大切だと思うことは扱う側にもあると思います。

例えば、ストーブの扱い方を間違えると火事になるおそれもありますが、牛肉にもきちんとした取扱いがあります。そこをおさえることにより、本当の牛肉の良さが楽しめます。