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牛肉の部位をカットする前に抑えておきたいカットの方法厳選5つ

約 6 分
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お肉をカットするときにどういった基準でカットしていますか?

お肉をカッティングする基準や規格はそれぞれのお店によって変わりますし、個人においても違いがあります。

しかし、カッッティングには基本的な動作や切るときの厚さや繊維に対してどのようにカッティングするべきか基本的なものがあります。

今回は、基本にそってどのような考え方や基準があるのか記載していきます。

教わる立場の方や教える方の少しでも参考になればと思います。ただし、教わる方においては教えて頂く方の否定するものではありませんし、教える方のやり方が間違っていることではありません。

あくまでもこういう形や基準があるのだと認識していただければと思います。

牛肉のカッティングには様々な方法がありますが、ここだけは抑えておさえておきたい

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牛肉にの基礎知識といえば、原材料肉の流通形態、畜種、品種、等級や原料肉から分割される部位を理解することです。

そして調理の素材として、その調理用途に向く部位を選択し、用途にあったカッティングスタイル(カッティングの方向、厚さ、大きさ、量目)を知っておくと牛肉をさらに生かすことができます

こちらでは、そのカッティング方法を紹介していきます。

参考として牛肉の部位別の特徴について

カッティングの目的

食肉を商品化する際によく使われる言葉として、「カット」、「カッティング」がありますが、基本的な使い分けがあります。

「カット」とは牛・豚枝肉を部位別に分けるという作業。つまり枝肉を大分割し、各部位を脱骨・整形する作業の意味によく使われます。

この時、重要になってくるのが、枝肉から各部位をどのような基準にもとづいて分割するかということです。

何故なら、各部位を構成している筋肉(赤身)、脂肪、すじなどの構成割合でその部位の特徴が出てきます。

例えば、もも部位は赤身が多く、ばら部位は、脂肪が多くそれによって各部位の味が違ってきます。

つまり、「カットする」ということは、ただ単に枝肉の大分割、脱骨、整形作業のみを意味するのではなく、「味別」に分割するといった意味も含まれています。

次に、「カッティング」ですが、これは、一般的にカットされた部位を小売用に切り身・スライス等にすることを意味する言葉です。このカッティング方法により数々の品目が出来上がってきます。

商品作り、カッティングの目的は、第1に部位の特徴を生かし、用途にあった商品の提供をすることです。

カッティングとは、ただ単に部位を切身・スライス等の商品形態にするという意味ではなく、部位の特徴とその美味しさをカッティングにより引き出し、商品として提供し、納得していただき初めてその目的が達成されたことになります。




カッティングのポイント

肉のおいしさを引き出すカッティングのポイントには、どのようなものがあるでしょうか。

初心者が先輩に「牛肉のロースを切身にきってくれ」といわれ切り方等がわからないときに、「どのような方向から、どのくらい切ったら良いのですか、脂肪の付着度合いは5ミリ、3ミリか、すじの引く箇所は・・・」と作業の内容を先輩に確認することと思います。

この「どちらから(どの方向からか)」、「どのくらいか」、「どのくらいの量目か」、また「脂肪の付着度合い、筋引きのひきかたは・・・。」といったことが問題になります。

このことから、カッティングのポイントは、①用途にあった部位を選択する。

用途にあった柔らかさや味を引き出すための②すじや脂肪の付着度合い、③カッティングの方向(肉の繊維に対してどう切るのか)、④カッティングの厚さ(何センチなのか)と大きさ(表面も面積)ということになります。

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カッティングの種類と方法

カッティングのポイントの一つで、カッティングの方向(切り方)から見た基本的なカッティング方法を5つ紹介していきます。

ステーキ・カッティング

繊維の方向に対して直角に切ることをいい、一番多く使われる方法で、また、肉の柔らかさを引き出すための基本的カッティング方法です。

幅広い用途に対応でき、このカッティングの特徴は、繊維に直角にきることにより、熱の伝わり方は、肉の中心まで早く伝わります。

カット1

カツ・カッティング

繊維に対して平行に切る方法です。

この特徴はステーキ・カッティングと違い、熱が肉の中心までゆっくり伝わるということで、油を多く使った料理などの材料のカッティングに有効的です。また、利用部位はもも部位などの赤身の多い部位によく使われます。

カット2

ソテー・カッティング

繊維に対して斜めに切る方法です。

ステーキ・カツ・カッティングの中間というものになり、熱の伝わり方も両者の中間的なものです。

また、このカッティングを利用することにより肉の表面積が広くなるので、肉の厚みのない部位で、比較的柔らかい部位を焼き肉用としてカッティングし提供する際によく使われる方法です。

カット3




ダイス・カッティング

カレー・シチュー用のカッティング方法としてよく知られるサイコロ状のカッティング方法です。

このカッティングで注意する点は、大きさを揃えるということで、これは、一度の料理で同じ時間をかけた場合に、大きさが違っていれば出来上がり状態が違ってきます。

また、最近では、肉質的に柔らかい端材などをサイコロ状にカッティングした「サイコロステーキ」といった牛肉のステーキ品目がこのカッティング方法によります。

カット4

スティック・カッティング

肉の繊維に対して平行に切り、棒状にする方法です。

代表例は、中華料理のチンジャオロースの材料として使われる肉や加工品(ハム類)をサラダ等の具用にするときにも使われます。

以上がカッティングの種類となりますが、カッティングの知識も原料肉の肉質(きめ、柔らかさ、硬さ等)にあわせて活用することがポイントです。

カット5

まとめ

用途によってカットの方法が違ったり、熱の伝え方によって平行にカットするのか、直角にきるのかの違いを知ることができたのではないでしょうか。

牛肉は、あまり生で食べることをしないため加熱によって食感が変わります。このカッティング方法が違うだけで、印象であったり、食感を左右することは間違いないと思います。

家庭で、調理場で、このカッティングはいたるところで行われますが、必ず抑えておきたい重要なポイントになります。

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