牛肉の「薄切り」や「ひき肉」を使って安くておいしい料理のレシピ

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スーパーにいくと豚肉や鶏肉のコーナーが大きく、牛肉のコーナーは狭いと感じたことはないでしょうか。

また、地域によってはコーナーの大きさが違います。需要の部分もありますが、特に地域の世帯年収によっても関連していると話を聞いたことがあります。

確かに牛肉は高価ではありますが、安価な牛肉で妥協せざる負えないと思います。そういった状況でいかにより良くおいしくできるか?

調理にかかってきます。

今回は、そういったレシピをご紹介していきます。

目次

安い牛肉で安価な薄切りでも食卓の1品は豪華にできる!

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牛肉の価格は、非常に高いものです。生産の上で豚は、一頭に対して多くの子供を産みますが、牛の場合は一頭につき1頭しか産みません。

しかも、豚より牛の出荷までにかかる飼育期間が長いため、かかるコストが大きく違います。

そのような手間と作業が多いため牛肉の価格が高くなりがちです。さらに追い打ちをかけるように生産する飼育農家の減少によって価格も高騰している状態です。

ここで、最終的に頭打ちするのが消費者ではないでしょうか。

しかしながら、人間には必要なタンパク質の供給源は食肉しかありませんので、食べないわけにいきません。そこで重要になってくるのが、国産系統や輸入品の牛肉の安価なものです。

国産や輸入になってくると、品質が和牛やブランド牛に比べ落ちてしまいますがここ生かして、そして、さらに価格帯が安い薄切りやひき肉、はたまた、栄養価の高く、他の部位よりも安めな「もも」部位を使用して料理レシピを記載していきます。

硬めの部位も工夫すれば非常においしく、豪華な料理に変化しますので是非ともおすすめしたいと思います。

ハッシュドビーフ

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材料(4人分)

牛モモ肉(薄切り)・・・300g
塩・・・小さじ1/2
胡椒・・・少量
サラダ油・・・大さじ1杯
赤ぶどう酒・・・大さじ4杯
玉ねぎ・・・2個
サラダ油・・・大さじ2と1/2杯
小麦粉・・・大さじ4杯
ブイヨン・・・(湯+固形スープ1個)4カップ
トマトピューレ・・・大さじ4杯
ローリエ・・・1枚
塩・・・小さじ2/3杯
胡椒・・・少量
にんじん・・・1本
ジャガイモ・・・2個
セロリ・・・1本
サラダ油・・・大さじ2杯
マッシュルーム・・・(スライス缶詰)150g
さやえんどう・・・8~12枚
塩・・・適量
胡椒・・・適量

作り方(調理時間 約40分)

  • 玉ねぎは薄切り、にんじん、じゃがいも、セロリは1口大の乱切りにします。
  • フライパンに油を熱し、約6cmの長さに切った牛肉を強火で両面をさっと焼き、塩、コショウ、をふり赤ブドウ酒を入れて絡めます。
  • 肉を取り出したフライパンに油を足し、玉ねぎを薄茶色になるまで炒めます。
  • 先ほどのフライパンに小麦粉とブイヨン1/2両を加えて溶きのばしたものを煮込み鍋に移します。残りのブイヨンでフライパンを洗い、これをなべに移します。
  • トマトピューレを加え煮たせます。アクを取り除いたら、ローリエと塩、コショウ、を入れて火を弱めます。
  • 炒めた、にんじん、じゃがいも、セロリを先ほどの鍋にいれ7~8分程煮たら、肉とマッシュルーム(汁ごと)を加えてさらに約10分程度煮込みます。塩、コショウ、で味を調え、さやえんどうをいれてできあがりです。

ミートローフ

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材料(4人分)

牛ひき肉・・・(牛・豚7・3)400g
塩・・・小さじ3/5杯
胡椒・・・少量
ナツメグ・・・少量
玉ねぎ・・・(みじん切り)150g
サラダ油・・・1杯強
卵・・・1個
パン粉・・・1カップ(40g)
牛乳・・・1/3カップ

ベーコン・・・2枚
サラダ油・・・大さじ3~4杯
ミニトマト・・・約6個
クレソン・・・1束
≪具≫
鶏レバー・・・120g
塩・・・少量
胡椒・・・少量
サラダ油・・・大さじ1杯
赤ぶどう酒・・・大さじ1杯
固ゆで卵・・・2個
ピクルス・・・2個

作り方(調理時間 約45分)

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  • 血抜きした鶏レバーをサラダ油でいため、塩、こしょう、赤ぶどう酒をかけて少し煮ます。中まで火が通ったら小指大に切ります。ゆで卵とピクルスは縦半分に切っておきます。
  • ひき肉、塩、コショウ、ナツメグを混ぜ合わせ、そこに溶き卵、炒めた玉ねぎ、牛乳を含ませたパン粉を加え、ミートローフの種を作ります。
  • 写真のように平らに広げた種に具をのせます。(ミートローフの長さ23cmほどに2倍のラップを用意しておきます)
  • 海苔巻きのようにしたミートローフの形を整え、天板に転がすように入れてラップを外します。そこに1cm幅に切ったベーコンを上にちらしサラダ油をかけ、強火(200℃)のオーブンで約30分程度焼きます。
  • 途中2~3回天板に流れでた油をミートローフにかけます。肉の表面を指でさわり、弾力を感じたら焼き上がりです。大皿にミートローフを盛り付け、クレソンとミニトマトをあしらいます。

卵とひき肉の袋煮春菊添え

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材料(4人分)

牛ひき肉・・・100g
玉ねぎ・・・1/3個
醤油・・・小さじ2杯
酒・・・小さじ1杯
砂糖・・・小さじ1杯

ぎんなん・・・約6粒
油揚げ・・・大4枚
卵・・・8個
かんぴょう・・・20cm×8本
だし・・・3カップ
砂糖・・・大さじ2杯
醤油・・・大さじ3杯
春菊・・・1束(約200g)

作り方(調理時間 約30分)

  • 油揚げは熱湯に入れて油抜きをします。横半分に切り、破らないように袋状に開きます。
  • 牛ひき肉に玉ねぎのみじん切り、醤油、酒、砂糖を加えて混ぜ合わせます。
  • かんぴょうは塩でもみ、水洗いした後に水で戻し、さっとゆでます。
  • 空いた油揚げ4個に卵を1個ずつ割入れ、口をかんぴょうで結びます。
  • 残りの油揚げにひき肉とぎんなんを当分にいれ、口をかんぴょうで結びます。
  • なべにだし、砂糖、みりん、しょうゆをいれて煮立て、袋を1個ずついれて煮立ったら火を弱めて15分~20分程度煮ます。
  • 春菊は軸の硬い部分と葉にわけてゆで、食べやすいように包丁をいれます。
  • 袋煮を取り出し、残った汁で春菊をさっと煮ます。
  • 器に袋煮と春菊を盛り合わせ、煮汁をかけて出来上がりです。

まとめ

今回は、なるべく安めの牛肉を使いレシピを記載しましたが、まだまだ多くの料理用途があります。

牛肉のたんぱく質は、人間にとって非常に重要な役割をもたらしてくれますので、工夫しだいではおいしく豪華な料理に変化が可能です。

また、調理時間も目安ではありますが、何度作れば効率的に時間短縮できるようになりますので、是非とも食卓の花をそえることになりますのでためしてみるのも良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

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