和牛の色合いや形

肉のプロが選ぶ国産ブランド牛ランキング10選!専門家おすすめする牛肉とは?

創業100年牛肉卸のプロが本当におすすめのブランド牛ランキングトップ10は次の通りです。

おすすめブランド牛ランキング


1位 神戸牛(神戸ビーフ)
2位 近江牛
3位 但馬牛
4位 前沢牛
5位 松坂牛
6位 飛騨牛
7位 仙台牛
8位 米沢牛
9位 佐賀牛
10位 宮崎牛

ブランド牛のリブロース
ブランド牛のリブロースの大きさ

私の評価基準と表の見方については以下の通りです。

評価基準と表について

  • 100gあたりの平均販売価格を表示しています。
  • 肉質の特徴を簡単にまとめています。
  • 原産地(育成している県や市)を表示しています。
  • 焼肉との相性を★5段階で評価しています。
  • しゃぶしゃぶとの相性を★5段階で評価しています。
  • ステーキとの相性を★5段階で評価しています。
  • すき焼きとの相性を★5段階で評価しています。
  • 牛肉の専門家である私のおすすめ度★5段階であらわしたものです。

第1位 神戸牛(神戸ビーフ)

100gあたりの平均価格 400円
肉質の特徴 肉質が非常に柔らかく肉のうま味が濃厚
原産地 兵庫県
焼肉 ★★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★★
神戸牛
神戸牛

神戸牛は松阪牛と同じように、日本三大和牛のひとつとして認知されています。

名前の通り兵庫県で生産された牛肉で、厳しい審査をクリアしてはじめて但馬牛が神戸牛と名乗れるわけです。

但馬牛とは兵庫県産の牛のことで、古くから代々血統を守り続けてきました。

 

その但馬牛のなかから、最高の評価を与えられてようやく神戸牛となります。

それもあってか海外のメディアから最も高価な食べ物として、大きく知られています。

神戸牛を名乗るためには、高いハードルをクリアしなければなりません。

但馬牛であることは当然として、お産の経験がない、もしくは睾丸を除去した牛、歩留等級がA・B以上であることなどがあげられます。

肉の専門家である私が紹介する神戸牛は、卸業者から直接購入ができることで、精肉店などの中間を通すことなく安く購入することができます。

 

 

また、見た目以上に脂っこさがなく、17℃付近で脂が溶け始めます。

この融点の低さが肉のうま味を引き出し、脂の後味のしつこさを軽減していることから、店主の肉の見極めがなせることだと思います。

肉の専門家から見ても本当におすすめです!

第2位 近江牛

100gあたりの平均価格 150円
肉質の特徴 肉質に適度な弾力があり食感がよい
原産地 滋賀県
焼肉 ★★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★★
近江牛
近江牛

おなじく、日本三大和牛のひとつとしてあげられる近江牛。

近江牛の歴史はとても長く、400年以上前から存在していました。

つまりそれだけブランド牛としての地位を、確立しているということではないでしょうか。

とはいえ、実際に商標登録されたのは2007年とかなり最近の話で、畜産業者や販売店が努力して取り組んできた結果ではないでしょうか。

近江牛は松阪牛と比べるとお手頃な価格で購入できるため、一般の人からも人気のあるブランド牛です。

近江牛は、霜降りのレベルが高くそして非常にやわらかく、とろけるようなおいしさが特徴的です。

肉の専門家である私が紹介する「松喜屋」さんの近江牛は、選び方に少し赤身傾向がありますが、肉質にあったカットなどしているので非常に食べやすくなっているので、おすすめです。

 

第3位 但馬牛

100gあたりの平均価格 140円
肉質の特徴 肉の硬さは多少ある肉のうま味が濃厚
原産地 兵庫県
焼肉 ★★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★★
ミートマイチクの但馬牛
ミートマイチクの但馬牛

神戸牛の素牛としてお伝えした但馬牛。

この但馬牛とは、兵庫県で飼育された黒毛和牛のことを表します。

実は但馬牛は、神戸牛だけではなく松阪牛や近江牛などの血を引いていることでも有名です。

もともと但馬牛は、水田耕作用の牛として飼われていましたが、そのお肉のおいしや脂質が評価されブランド化されました。

 

なぜなら地形が険しい場所で育てられたこともあり、余計な脂が少なく肉質も抜群にいいからです。

厳し環境で育ってきたからこそ、神戸牛や松阪牛、近江牛へと引き継ぐことができるというわけです。

肉の専門家である私が紹介する「ミートマイチク」さんの但馬牛は、手ごろな価格の上、肉の専門家から見ても上等なランクの肉が手に入ることで業界内でも有名なお店です。

私も何度も購入していて、本当におすすめです。

 

上質でまろやかな味わい【ミートマイチク】

第4位 前沢牛

100gあたりの平均価格 160円
肉質の特徴 赤身傾向で肉質が柔らかめ
原産地 岩手県
焼肉 ★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★
前沢牛
前沢牛

前沢牛とは、岩手県奥州市の前沢地方で飼育された牛のことを表します。

もともと前沢牛は農耕用の牛として飼育されていましたが、時代は変わり食肉として流通するようになりました。

しかし、そのときの評判はとても悪く、食べられるものではないというレッテルを貼られたそうです。

それ以来、前沢牛の品質改良に取り組み、今では非常においしいブランド牛として確立されました。

文句なく美味で、それでいてきめ細やかな霜降りと上品な肉質。

お箸でお肉をつかむと簡単にとろけだしてしまうほどです。

肉の専門家である私が紹介する「気仙沼ブランド」さんの前沢牛は、スライスしたすき焼きやしゃぶしゃぶ用のお肉が、肉質のバランスと相まって絶妙です。

焼肉にしても美味しいく、タレが良く絡むので「カットの仕方や肉の選び方がうまい!」とプロの私も感心するほどです。

本当におすすめしたいお店です。

 

第5位 松阪牛

100gあたりの平均価格 270円
肉質の特徴 見た目が美しく肉のキメが細かい
原産地 三重県
焼肉 ★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★
松坂牛専門店のお肉のパッケージ
松坂牛やまと

誰もが知っているブランド牛と言えば、松阪牛ではないでしょうか。

なぜなら松坂牛は日本一の牛肉として知られているからです。

松阪牛は三重県松阪市で飼育された牛のことを指します。

日本三大和牛とも言われ、日本だけにとどまらず、世界中で絶大な人気を集めている超有名なブランド牛でもあります。

松阪牛の最大の特徴と言えば、芸術品と言ってもいいほどのきめ細やかな霜降りと肉質ではないでしょうか。

それはお箸でもさっと切れるような柔らかさが印象的です。

肉の専門家である私が紹介する「やまと」さんの松阪牛は、40年以上に渡り、一貫して松阪牛を扱ってきた業界内でも有名なお店です。

松坂牛やまとのすき焼きは、肉の盤面が大きいいため見た目もよく、肉質と相まって卵の黄身と肉の味わいのバランスが絶妙です。是非松坂牛やまとの「すき焼き」をおすすめしたいです!

 

 

第6位 飛騨牛

100gあたりの平均価格 150円
肉質の特徴 肉質は硬めだが食べごたいのある食感
原産地 岐阜県
焼肉 ★★★★
しゃぶしゃぶ ★★★★★
ステーキ ★★★
すき焼き ★★★★★
プロのおすすめ度 ★★★
飛騨牛
飛騨牛

飛騨牛とは、岐阜県の飛騨地方で飼育された黒毛和牛のことを表します。

飛騨牛と名乗るためには、やはりいくつかの審査を通過しなければなりません。

まず、黒毛和牛ということと、14カ月以上を岐阜県で飼育していること。

もし、等級が3未満であれば飛騨和牛という名称に変わります。

厳しい審査を通過した飛騨牛は、バラ色のような美しい赤みや脂身と、火を通した瞬間、感動するほどとろける肉質が特徴的です。

肉の専門家である私が紹介する「肉のひぐち」さんの飛騨牛は、肉質は硬めですが、お肉をカットする技術が素晴らしいため、飛騨牛の良さをしっかりと味わうことができます。

飛騨牛を買うならプロ一押しのお店です。

第7位 仙台牛

100gあたりの平均価格 140円
肉質の特徴 肉質は粗目で柔らかい
原産地 宮城県
焼肉 ★★★
しゃぶしゃぶ ★★★
ステーキ ★★★
すき焼き ★★★★
プロのおすすめ度 ★★★
仙台牛
仙台牛

仙台牛とは、宮城県で飼育された黒毛和牛のことを表します。

宮城県は場所的にも水や土地の質がとてもよく、牛にとっては良い環境で育つことができます。

 

等級はA5とB5で肉質は5という高いレベルの牛肉のみ、仙台牛として認められます。

自然あふれる環境もあって、仙台牛の肉質はとてもやわらかいという特徴があります。

 

肉の専門家である私が紹介する「肉のいとう」さんの仙台牛は、肉質の選び方が抜群です。

仙台牛の評価は格付けだけではなく、「選び方」も重要なのだという新しい発見を頂きました。

プロがおすすめしたいお店です。

第8位 米沢牛

100gあたりの平均価格 120円
肉質の特徴 肉質の色合いが濃厚で脂が少なめ
原産地 山形県
焼肉 ★★★
しゃぶしゃぶ ★★★
ステーキ ★★
すき焼き ★★★
プロのおすすめ度 ★★
米沢牛専門店さかの牛肉セット
米沢牛専門店さかの牛肉セット

米沢牛とは、山形県米沢市で飼育された黒毛和牛のことを表します。

そのなかでも、出産経験のない牛か精巣を取った牛、さらには3等級以上の肉質と、厳しい審査を経たものが米沢牛と名乗ることができます。

米沢牛は厳しい審査を通過したからこそ、肉に一切の臭みがなく、脂身があり、なおかつ霜降りがとてもきめ細い。

そして口のなかに入れるとさっととろけるような舌触りが特徴的です。

ちなみに三大和牛として、松坂牛・神戸牛・近江牛をお伝えしましたが、この米沢牛も肩を並べるほどです。

肉質は抜群ですが、あっさりした味わいが特徴的で、好みがわかれそうです。

肉の専門家である私が紹介する「米沢牛専門店さかの」さんのお肉は、米沢牛の味わいにもう一押し欲しいところに、独自のタレが絶妙にマッチングされた最高のセットを楽しむことができます。

一度食べたらやみつきになるタレの味と米沢牛のコラボレーションは、プロおすすめの逸品です。

 

第9位 佐賀牛

100gあたりの平均価格 140円
肉質の特徴 肉の目が粗いが非常に柔らかい
原産地 佐賀県
焼肉
しゃぶしゃぶ ★★
ステーキ
すき焼き ★★
プロのおすすめ度
佐賀牛
佐賀牛

佐賀牛もその名の通り、佐賀県で飼育された黒毛和牛のことを表します。

等級は4以上で霜降り度合いが7段階以上の牛肉が、佐賀牛として名乗ることができます。

牛肉の審査で言うと、佐賀牛は全国で2番目に厳しいことで知られています。

それくらい味も品質にも自信があるということです。

肉の専門家である私が紹介する「森山」さんのお肉は、佐賀牛でも比較的に柔らかめの部分をチョイスしていることが多く、肉の味もしっかりしています。

購入する消費者としては、とても安心して購入することができます。

 

第10位 宮崎牛

100gあたりの平均価格 110円
肉質の特徴 食感があって硬いと感じにくい肉質は粗目
原産地 宮崎県
焼肉
しゃぶしゃぶ
ステーキ
すき焼き
プロのおすすめ度
宮崎牛
宮崎牛

宮崎牛とは、その名の通り宮崎県で飼育された黒毛和牛のことを表します。

 

しかも、4等級以上の牛肉しか名乗ることのできないものが、宮崎牛でもあります。

霜降りの度合いや肉の締まりやキメ、色、などの4項目から、厳選に厳選を重ねて選ばれます。

宮崎牛の歴史は以外にも割と浅く、1986年にブランド牛として認定されました。

 

とはいえ、4等級以上の牛肉ということもあり味は超一級品。

絶対にはずさない黒毛和牛としても、宮崎牛はおすすめの牛肉と言ってもいいでしょう。

 

 

そもそもブランド牛とは一体なに?

和牛と交雑とホルスタイン肉の違い
左から「ブランド牛」「和牛」「交雑種」「ホルスタイン」

ブランド牛とは、国産の牛肉を基に全国の各地域で推奨され、認可されている牛肉になります。

ブランド牛の認可されている基準を決めていたり、認可している団体があります。

基準については、日本格付協会が定める基準を用いています。

よく「A5ランク」などと聞いたことがありますよね。

これは、肉そのものの味を評価したものではなく、品質を表しています。

肉のしまり具合や色合い、見栄えなどの基準であって、「美味しい」という味の評価ではありません。

認可されている団体については、県や市または民間企業がそれぞれ独自の団体を持っています。

それぞれ独自の基準で評価し、ブランド牛として認定し、販売許可をしているのです。

例えば「松坂牛」においては、「松坂牛協議会」が認定したものを松坂牛として販売できます。

ちなみに団体によっては、希少価値や生産量の観点から販売する店舗も限定されています。

松坂牛を売ってもいいお店というは、限定され、決められているのです。

スーパーなどにブランド牛があまり陳列されていないのはこのためなのです。

スーパーや百貨店で売っていたしとても、認可された精肉店などの店舗が入っています。

まとめ

牛肉の専門家である私は、卸として普段は枝肉や生体の仕入れを行っています。

全国の様々な地域から牛を見極めた上で、今回のランキングに私のおすすめ度を表しておきました。

肉のプロである私も「何度でも食べたい極ウマ肉!!」と魅力を感じた牛肉を、個人的な主観から評価してあります。

牛肉卸の実際の枝肉仕入れ現場
牛肉卸の実際の枝肉仕入れ現場
牛の生体仕入れ現場
牛の生体仕入れ現場

牛肉には、様々な品種とブランド牛と言われるものがあります。

品種の中には和牛の「黒毛和種(牛)」「褐毛和種」「無角和種」「日本短角種」があり、これらから他の品種と交配したものが「交雑種」と呼ばれています。

また、牛乳を搾る目的で育成されたものが、「ホルスタイン」です。

国産として販売されている牛肉は、日本での飼養期間が長いと国産となります。

例えば、和牛が日本で生まれたとしても外国で育つ期間が長いと国産にはなりません。

ですから、それらが日本で販売されたときは、外国産和牛として販売されたます。

ブランド牛は、国産と断定されたものの中で、優れていると評価された牛がブランド牛になります。

お肉屋さんの業界では「銘柄牛」と言われています。

ブランド牛は2020年時点で全国331もの種類があります。

これでは、多すぎてどれを選べばよいの分からないのは当然です。

今回は、実際に創業100年の歴史のある牛肉の卸問屋の視点と、プロである私自身が全国の様々な地域で仕入れている経験を踏まえてランキングを作成しました。

一般的には語られることのないリアルな視点で独自の評価を踏まえたブランド牛ランキングをご紹介したので、ご購入の参考になると嬉しいです。